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訪問看護師が退職する理由とは?体験談も大公開!

訪問看護事業所では、看護師が不足しているところが多いです。

それは求人広告を出しても、すぐに辞めてしまう人も多いからです。

では、なぜせっかく入職したのにすぐに辞めてしまうのか、理由についてこの記事ではご紹介していきます。

他の人の退職理由は、自分が訪問看護師として続けていける職場を見つけていくときの反面教師になりますので、ぜひ参考にしてみてください。

ケアマネや利用者さん・家族などとの人間関係

多くのケアマネさんや利用者さん・家族は、良い人ばかりですが、時には気難しい人もいます。

仕事柄、耳の痛いことを言わなければいけないこともありますが、それに対してクレームを言ってくる人がいるのも事実です。

そんな少し気難しい人の場合、より一層気を使うこともあります。

また、ケアマネさんによっては大柄な態度で接してきたり、自分のケアプランばかり優先して、看護師のアセスメントによる提案などをなかなか受け入れてくれない人もいます。

介護保険で訪問看護を利用している場合、ケアマネさんのケアプランに沿ってしかケアを行うことができません。

訪問看護師が必要だと思うケア内容も自分の采配で決めることができないことも多く、そんな葛藤から、訪問看護師として働くことが辛くなり、辞めてしまう人もいます。

待遇への不満

訪問看護ステーションは病院系列の他、民間企業や看護師が立ち上げて運営しているところが多いです。

民間企業でも、大きな会社では福利厚生や待遇などしっかりしているところもありますが、看護師などの医療従事者が立ち上げた事業所では、病院勤務ほどの待遇がないことも多いです。

特に不満で多いのが、ボーナスの支給です。

私が勤務した事業所では、ボーナスがそのまま支給されるというところはありませんでした。

現在、勤務しているところもないわけではありませんが、訪問実績によるインセンティブ制です。

もちろん、全ての事業所でボーナスが出ないわけではなく、たまたま私が勤めたところが、ボーナスがでない事業所だったという可能性もあります。

さらに訪問看護師の給料は、病院勤務の看護師の給料よりも低い傾向にあります。

ボーナスを使って、旅行や贅沢なお料理を食べようと思っている看護師さんも中にはいるでしょう。

そんなとき、いままで贅沢にかけられていただけの金銭的な余裕がなくなり、つらくて辞める選択をする人も多いかもしれません。

管理者との看護観の違い

人それぞれ看護観は違います。その看護観の違いは、自分のケアで行き詰ったときの新たな打開策になることも多いですが、ときに看護観の違いにより辛くなることもあります。

特に管理者との看護観の違いは、ケア内容について指摘されることにつながり、さらには自分が提供する看護に自信をなくしてしまう人も少なくありません。

オンコール対応

訪問看護では、必須のオンコール対応が大変で辞めてしまうという人もいるでしょう。

オンコールは、電話越しにお話を聞いて判断しなければいけません。実際に目の前に利用者さんがいないので、いかにご家族などから状況を端的に説明してもらえるかが必要になります。

それは、思っている以上に大変なことです。

また、自分の担当以外の利用者さんの緊急にも対応しないといけません。

訪問看護未経験の場合、事業所からはオンコールについて、何かあったときにすぐに利用者さんのところに駆けつけることが出来れば、何をしていても良いと言われることも多いです。

そんなお話を聞くと「電話を持っているだけで手当がもらえるなんてラッキー」と思う人も少なからずいます。

しかし、実際はいつ緊急の連絡があるか分からず、はじめのうちは夜もぐっすり眠れないと言う人が多いです。

オンコールをただの電話番程度に思っている看護師の場合、思った以上に大変だと感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

病院では、日勤常勤という勤務形態の病院も数多くありますが、訪問看護で常勤で働く場合オンコールの電話を持たなくていいという事業所の数は、かなり少ないです。

そのため、オンコールを入職してから取りたくないと思った場合、非常勤になるか辞めるかの選択になることも多く、収入や待遇面を考えると常勤で働くことを求めて、辞めてしまう人も多いでしょう

ワークライフバランスが思ったよりも取れない

訪問看護は病院勤務よりも残業は少なく、基本的にカレンダー通りのお休みの事業所が多いため、ワークライフバランスは取りやすい職業になります。

とはいっても、月末月始の計画書や報告書の作成、利用者さんの都合によっては残業が発生することも少なくありません。

病院勤務ほどの残業はありませんが、残業が全くないと思っていた看護師にとっては、思ったよりもワークライフバランスが取れないと思い、辞めてしまう人もいるでしょう。

また、訪問看護では子育て世代も多く働いており、比較的子どもの急病に対して柔軟に対応してくれる事業所も多いです。しかし、中には休みづらい事業所もあります。

私自身、一度訪問看護師を辞めたのは、これが理由でした。

ただ実際に再就職してみて、その事業所が訪問看護の事業所の中でも、特殊だったように今では思います。

まとめ

今回は、訪問看護師が退職する理由についてお話してきました。

訪問看護は、残業はなく病院勤務よりも働きやすいのに、なぜすぐに辞めて人手不足になるのか・・・といったら、上記のような理由が多いでしょう。

もちろん、訪問看護師が辞める理由はすべてこれではありません。

ただ、いまとても働きやすい事業所で働かせてもらっていて思うことは、その時の求人のタイミングなどもあると思っています。

そして、自分が訪問看護師として辞めずに働いていくためには、求人を探すときにこれだけは外せないという条件を明確にして、その条件に合った求人を諦めずに探していくことが大切です。

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