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【体験談あり】訪問看護ステーションを辞める理由

訪問看護ステーションを辞める理由

訪問看護師として働いていると、自分には合っていないのではないかと辞めようと思う人もいるでしょう。
しかし、それは働いている事業所が自分に合っていないだけの可能性があります。

今回は、働いている訪問看護ステーションを辞めようと思う理由についてご紹介していきます。
訪問看護師の仕事は、本来とても魅力的な仕事です。

今訪問看護師をやめようか悩んでいる人は、参考にしてみてくださいね。

責任の重さ

訪問看護師は、基本一人での訪問になります。
ひとりで判断しケアをしていかなくてはいけない状況のため、訪問看護師として働くことをためらう人も多いです。

そして、意を決して訪問看護師として働き始めたものの、やはりひとりでの判断、責任の重さに負担を感じる人もいます。

特に、訪問後急変が起こった後は、何か訪問した際に見落としていたのではないかと多くの訪問看護師が思うものです。

実際に私もありましたし、一緒に働いているスタッフでも話を聞いたことがあります。
したがって、そこで気を病む必要は全くないのですが、自分のせいではないかと思いつめてしまい、辞めてしまう人もいるでしょう。

ただ大抵の事業所では、何かあったときには別の看護師や管理者に相談できる環境は整っていますし、緊急のことでなければ事業所に戻ってから相談することもできます。

利用者さんの状態で心配なことがあれば、その場で別の看護師や管理者に相談して、自分では判断できないことを相談したり、見落としを防ぐこともできます。

オンコールの負担

以前は、オンコールが取れなくても採用してくれる事業所は多くありましたが、最近ではオンコールありきでの採用がメジャーとなっています。

オンコールは、病院の夜勤と違って連絡がなければ、普段通りに過ごしていても大丈夫です。
もちろん、出動になったときのことを考えると、アルコールなどの摂取はできません。

しかし、すぐに対応できれば近所に買いものにいくことも可能です。
ただ、オンコールは訪問が決まっているものではなく、緊急性の高い連絡なども入るため、慣れるまでは気が休まらない人も多いです。

私がオンコールの電話を持っていた時も、夜に電話を取り損ねてしまうのではないかと、ゆっくり眠れないということもありました。

そんな、オンコールの負担から訪問看護師を辞めようかと思う人がいるのも事実です。
しかし、オンコールの対応が出来ないとダメという事業所が多いですが、中にはオンコールなくても採用してもらえるところもあります。

実際に、いま私はオンコールなしで訪問看護師として働いています。
もし、オンコールが負担だという場合は、オンコールがない事業所を探してみるのもおすすめです。

教育・研修が整っていない

訪問看護の場合、病院と違ってあまり研修が整っていないことも多いです。

これは、事業所の看護師の人数が足りないということもあるのですが、看護師経験があるナースは短期間で独り立ちすることも少なくありません。

経験があるとはいえ、病院と在宅では看護の仕方が違いますし、ある程度の教育や研修を受けたいと思うのも分かります。
そんなときやはり、大切になるのが相談できる環境です。

訪問看護の場合、ある程度ひとりでの訪問を経験していくことで、訪問看護師としてのスキルを身につけていくことが多いです。

したがって、なにが大切かというとやはり訪問時に困ったことがあったときに、すぐに相談できる環境だと私は思っています。

そして新入社員側としては、教育や研修が全然ないと思うのではなく、訪問していて困ったことなどをどんどん聞いて知識や技術を身につけていくという姿勢が大切になってきます。

事業所を辞める判断としては、教育や研修が整っていないという判断ではなく、相談しやすい環境かそうではないかで決めていくのがいいでしょう。

訪問時に困って相談したくても連絡が誰にもつかない、相談しにくい環境という事業所の場合は、別の事業所を探すことをおすすめします。

管理者との看護観の違いやスタッフ間の人間関係

訪問看護でも、看護師同士の人間関係に悩む人も多いです。
また、よくあるのが管理者との看護観の違いです。

在宅看護は、ご家庭の状況によってケアの方法などは変わってくるので、病院のように決められたケア手順はありません。

したがって、基本的にはご本人やご家族の意向を汲み取ったうえで、担当看護師の看護観に沿ってケアを行うことができます。

そして、それが訪問看護師の魅力でもありますが、事業所によっては管理者の看護観の色が強く、管理者の看護観に沿ってケアを行っていくところもあります。

私も一度管理者との看護観が合わずに、事業所を変えたことがありました。
そこに勤めている時には、いままで楽しいと感じていた訪問看護師という仕事がつまらなくて、辞めてしまおうかと思ったくらいです。

訪問看護は、自分の看護観を活かしながら看護をしていける場所だと思っています。

それが、なんだか苦しい、もっとこうしたいといった思いが出ている場合、自分の看護観には合っていない事業所で働いている可能性があります。

そういった場合は、いきなり訪問看護師を辞めるのではなく、他の事業所で働いてみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は、訪問看護ステーションを辞める理由について、ご紹介してきました。
訪問看護は、自分の看護観を大切にしながら、看護師としての看護技術を発揮できて、とても魅力のある仕事です。

しかし、一部の事業所では管理者の看護観の色が強く出て、なかなか自分の看護観に沿った訪問ができなかったり、相談しにくくてひとりで抱えてしまって苦しくなってしまうようなところもあります。

ほとんどの訪問看護ステーションでは、それぞれの看護師の看護観を尊重して、相談しあいながら利用者さんのところへ訪問できる環境が整っています。

いま、訪問看護が大変で辞めようかと悩んでいる人は、ぜひ訪問看護師自体を辞める前に、他の訪問看護ステーションで働いてみてください。

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