横浜・川崎・地域密着の介護看護の派遣紹介ならテオケアワーカー
theo careworkerの新着情報

COLUMN

コラム

訪問看護ステーションの管理者の第一歩。管理者になっての苦労と成長について

訪問看護ステーションの管理者の第一歩。管理者になっての苦労と成長について

職場を転々としながらも、訪問看護師として働き始めて6年が経ち、管理者の話が来ました。

子どもがまだ小さい中での、管理者ということで引き受けるか、断るかとても悩みましたが、こんなチャンスがまた来るとも限らないと思い、両立ができる方法を考えながら、管理者を引き受ける決断をしました。

今回は、そのときの悩みや葛藤、乗り越えた方法、今後管理者としてどうしていきたいかなどをご紹介していきます。

管理者の話がきて抱いた悩みと葛藤

管理者の話が来たときには、とても嬉しかったです。

しかしそれと同時に、今5歳になる子どもがいる中で、管理者と家庭の両立ができるのかという一抹の不安も出てきました。

主人も朝早くから夜遅くまで仕事なので、いまでもワンオペの日が多いです。

そのため、時短勤務で常勤として働いてきました。

管理者になると、勤務時間を伸ばさないといけないのが条件になり、勤務場所も遠くなるため、保育園の送り迎えの時間も変わってくることになります。

まだまだ、子どもも手がかかる時期で、保育園への行き渋りが激しいこともある状況です。

とはいえ、一事業所の管理者になるのは、なかなかなりたいと思ってなれるものでもないですし、訪問看護師としての大きなチャンスであきらめることは考えられませんでした。

管理者の話が来たときの悩みと葛藤を乗り越えた方法

私のなかで、管理者の話が来たときの最大の悩みは仕事と家庭(特に育児)の両立です。

管理者の話がきてから、どうしたら両立できるかを考え始めました。

子どもがまだまだ小さく、手のかかる時期にいます。

それでも話が来たタイミングがよく、いままで行き渋りが激しかった子どもが、少しずつお友達と遊ぶことの楽しさを分かり始めて、行き渋りもさほどなくなってきた段階でした。

まだ5歳ですが、素直にさらに頑張ってもらうことになりそうなことを子どもに伝えました。

また主人にも、いまも帰りが早いときにはお迎えなど協力してもらっていますが、管理者になるため今まで通り協力してほしい旨を伝えて、了承を得ました。

職場にも、子どもがまだ手のかかる時期で、遅刻や早退なども多いかもしれないということもお伝えし、大丈夫とのことだったので管理者を引き受けた感じです。

家の掃除や食事関係の問題など、課題はまだまだ山積みです。実際に管理者として動き始めたら、思った以上に大変な可能性もあるでしょう。また、管理者として事業所を引っ張っていけるのかという不安はまだ残っています。

しかし、家庭の状況も考慮してもらいながら、管理者として働けるというこんな恵まれた環境はどこにもないと思いました。不安はその都度上司に相談しながら、少しずつですが管理者としての意識を芽生えさせているところです。

管理者として今後やっていきたいこと

いままで、後輩指導のなかでも意識してやってきたことは、訪問看護の楽しさを知ってもらえるようにしていくことです。

訪問看護は、一人での訪問による責任の重さ、移動や一人での介助による身体的負担など、きついといって辞めてしまう人が多い職種です。

もちろん、きついことも多い仕事ですが、ケアマネさんとの連携、他事業所との連携で利用者さんがいい方向に向かったときなどには、やりがいも感じます。

また、最後に利用者さんが亡くなられた後に「訪問看護師さんのおかげでいい最期を迎えられた」とおっしゃっていただけるときもあり「やっててよかったな」と感じることも多々あります。

それには、ある程度の経験も必要となってきますし、それを感じられる前までには病院での看護とのギャップに苦しんだり、利用者さんやご家族から理不尽なことを言われたりすることもあります。

ケアマネさんとのやりとりで、悩むこともあるかもしれません。

ただ、そんな大変さがあるからこそ、満足していただけたときの喜びも大きいです。

いままでも、その感覚をより一人でも多くの看護師に体験してもらいたいと思い、指導にあたってきました。

今後、管理職なった際にも一人でも多くの看護師が、訪問看護の魅力に気づいてもらえるような指導をしていけたらと思っています。

実現させたい看護・・・

私が日ごろ、訪問している中で常に心がけていることは、在宅生活の最後(亡くなられたときはもちろんのこと、在宅生活の継続が難しくなり、施設入所となった場合も含めて)に、「介護を必要としながらも、自宅で過ごすことが出来て良かった」と思っていただけるようにということです。

在宅では、病気の経過や医療的ケアだけでなく、生活全体を看ながら行っていく必要があります。

それには、ケアマネージャーさんとの連携も必要不可欠ですが、在宅生活を継続するうえでは、ご家族の介護負担の軽減のためにも利用者さんの身体機能の把握がとても大切になります。そのため、リハスタッフとの連携は病院での連携以上に重要になってくるといえるでしょう。

私は、家族の介護負担が増し、施設入所を余儀なくされた人を何人も見てきました。

そのこともあり、少しでも長く身体機能を維持し、在宅生活を一日でも長く継続できるように利用者さんと今後も関わっていけたらと思っています。

そして、さらには後輩にもそのような視点を持って、利用者さんと関わっていってもらえるような指導もしていきたいです。

まとめ

訪問看護はとても好きで続けていきたいと思っていた反面、体力的にきつくなってきているのを感じ始めたときに、管理職への話が来ました。

新人のときには、ミスばかりでダメダメ看護師だったので、まさか自分が管理者になれるとは思っていませんでした。

そして、管理者の話が来たときには、嬉しかったのと同時に、家庭との両立が果たしてできるのか、実際問題私に管理者が務まるのか、など不安だらけでもありました。

今もその不安が完全に払拭されたわけではありませんが、今後は管理者として訪問看護に携わり、訪問看護の魅力を後輩たちに伝えていけたらと思っています。

関連記事一覧

ご登録・お問い合わせはこちら

050-5482-3255

受付時間 9:00〜18:00