COLUMN
コラムこんにちは!訪問看護専門の転職エージェントです。訪問看護で働く際には、職場選びがとても大切です。その中でも「オンコール対応」は、看護師さんの負担や働き方に大きく影響するポイントです。今回は、訪問看護ステーションによって異なるオンコール対応の種類についてわかりやすく解説します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを知って、自分にぴったりの職場を見つけましょう!
訪問看護ステーションのオンコール対応には、大きく分けて3つのスタイルがあります。どのスタイルが自分に合っているかを考えることで、働きやすい環境を選ぶことができます。
最初のタイプは「自ステーションのエリア対応」です。これは、そのステーションに所属する看護師が、自分の担当エリア内でオンコール対応を行う方法です。日中に訪問している利用者さんに対して、顔なじみの看護師が対応するため、利用者さんも安心してサービスを受けられるのが特徴です。
また、このスタイルの大きなメリットは、コールの頻度や傾向が予測しやすい点です。いつも見ている利用者さんの健康状態や生活環境を知っているため、急な対応もスムーズに行えます。
しかし、スタッフ数が少ないステーションでは、対応する頻度が多くなりやすいのが難点です。看護師の人数が少ないと、どうしてもオンコールの負担が大きくなり、プライベートの時間に影響が出ることもあります。逆にスタッフが多すぎる場合、オンコールの順番が回ってこないなど、働き方にばらつきが出ることもあるため、ステーションの規模や体制もチェックポイントです。
2つ目のスタイルは「本部とサテライトのエリア対応」です。これは、複数のエリアにまたがっているステーションや法人でよく見られる対応方法です。本部ステーションとそのサテライトが連携し、広範囲にわたるオンコールを分担することで、対応の回数を減らすことができます。
この方法のメリットは、複数の看護師が協力してオンコール対応をすることで、ひとりひとりの負担が軽減される点です。また、月ごとのオンコール対応の回数を少なくすることができるため、プライベートと仕事のバランスをとりやすくなるでしょう。
一方で、この方法には、普段はあまり関わりのない利用者さんの対応を行うことがあるというデメリットもあります。顔なじみではない利用者さんに対応するため、事前の情報共有や確認が重要です。また、移動距離が長くなる場合もあるため、遠距離の対応に抵抗がある方には向かないかもしれません。
3つ目は「オンコール専任チームによる対応」です。このスタイルは、日勤帯とは別のチームがオンコール対応を行うという方法で、規模の大きな法人やステーションで採用されることが多いです。夜間や緊急時には専任のオンコールチームが対応するため、日中の看護師が対応する負担が軽減されます。
この方法のメリットは、日中の看護業務と夜間のオンコール対応をしっかり分けられることです。これにより、希望するシフトに応じた柔軟な働き方が可能になります。特に夜勤を避けたい看護師さんにとっては、日勤だけの働き方を維持しやすくなるのが嬉しいポイントです。
ただし、オンコール専任チームの人数や体制によっては、緊急時の人員確保や管理が必要となります。また、オンコールチームに負担が集中しないよう、シフト調整が行われているかも確認しておくと安心です。
訪問看護での職場選びにおいて、自分に合ったオンコール対応のスタイルを選ぶことは非常に重要です。たとえば、「いつも担当している利用者さんのオンコールに対応したい」「オンコールの回数を減らして、プライベートも大切にしたい」「夜勤は避けたい」といった希望があれば、その希望に合ったステーションを探しましょう。
職場選びの際には、入職前にそのステーションのオンコール対応の体制をしっかりと確認することが大切です。事前に確認しておくことで、入職後に「こんなはずじゃなかった」というギャップを減らすことができます。また、将来の体制変更についても聞いておくと安心です。
オンコール対応は訪問看護で働く看護師さんにとって、働きやすさを左右する大きなポイントです。自分にとって負担が少なく、無理のない環境で働けるよう、オンコール対応のスタイルについてしっかり理解し、自分に合った職場を選びましょう。訪問看護の転職を考える際は、ぜひオンコール対応についても気軽にご相談ください!
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