COLUMN
コラム訪問看護師として復帰して、1ヶ月が経ちました。
立ち上がったばかりの事業所と言うこともあり、もちろん利用者も受け持ち始めましたが、どちらかといえば、あいさつ回りや同行訪問が多い1ヶ月でした。
この1ヶ月、どのような業務を行ってきたかまとめました。
今後、訪問看護師として復帰してみようと思っていたり、訪問看護師として働いてみようと思っている人は、事業所に入職後の1カ月の流れの参考にしてみてください。
復帰後1〜2週間は、同行訪問が多くありました。
その後、同行訪問をした方の中でひとり受け持つことが決まりました。
そして、新規の依頼の人を受け持ち始めます。
すでに、利用者さんが多い事業所では既存の利用者さんの中から担当に振り分けられることもありますが、まだまだ立ち上がったばかりの事業所なので、新規依頼が来たら受け持つかたちが多くなっています。
ただ、受け持つ利用者さんが少ないからこそ良いこともあり、じっくりとひとりひとりの利用者さんのことを考えられるというところです。
もちろん、訪問時間は決まっているので、その時間に考えるということは難しいですが、事業所に戻ってから、一緒に介入している看護師やリハスタッフと利用者さんにとってよりよく在宅生活を進めていくための話し合いが自然とはじまることも多くありました。
訪問看護は、利用者さんが増えてくるとみんな訪問に出てしまい、顔を合わせて利用者さんについて話し合うということがなかなかできません。
立ち上がったばかりで、訪問件数が少ないことで、手持ちぶさたの状況があることにより、つらい人もいるかもしれませんが、時間があるからこそ利用者さんのことをより深く知る時間を作ってみても良いかもしれません。
私の復職した事業所は、リハビリスタッフが多く在籍している職場となっています。
数年前の法改正で、訪問看護ステーションでの訪問リハビリの場合、定期的な看護師の訪問にて状態観察が必要となりました。
新規依頼の訪問リハビリの利用者さんに対しての、看護師の状態観察でリハビリスタッフに同行して訪問もしました。
また、リハビリスタッフから状態を見てほしいと依頼されて同行し、そのままリハビリも見学させてもらったこともあります。
訪問看護師としてしばらく働き、訪問件数が増えてくると分かるのですが、訪問件数が増えると、在宅でのリハビリを見てみたいと思っても、なかなか時間が取れないことも増えてきます。
もし、可能であれば訪問件数があまり入っていないうちに、訪問リハビリではどんなことをしているのか、見学させてもらってもいいでしょう。
特に、自分が訪問している利用者さんの場合、どんなリハビリをしているのかもイメージが付き、自分が介入するときの役にも立ちます。
私の復帰した事業所は開設したばかりということもあり、利用者の受け入れ枠がかなりある状況です。
そのため、スタッフも訪問の合間にケアマネージャーなどのところへ営業に行っています。
私自身は、訪問も他の人に比べて少ないので、管理職と一緒にケアマネージャーのところへあいさつ回りに行くことも多かったです。
ただし、ケアマネージャーも月末月初は、利用者さんのところへ行き、次の月の提供票の確認をしたり請求業務に追われるため、基本的には月の半ばに行っていました。
訪問看護では、「訪問看護計画書」と「訪問看護報告書」の作成が毎月決められています。
書類関係は、その事業所によってフォーマットや提出方法などが違います。
復職後は、以前の事業所と方法が全く異なっていたので、フォーマットに慣れていなかったり、提出方法が違ったりと少し混乱することもありました。
しかし、「訪問看護計画書」や「訪問看護報告書」への記載内容は、基本的に同じなので、作成自体は問題なく行えました。
今回は、訪問看護師として復帰後1ヶ月間、どんな業務を行っていたかまとめてみました。
私の場合、経験者ということもあり新規で依頼がきたものは、基本的に同行などはなく訪問をはじめています。
はじめて訪問看護を経験する場合は、きちんと何回か同行訪問があるところも多いので心配いりません。
また私の場合、事業所に入った初日に看護師としてや訪問看護師として、できることできないことの自己申告チェックシートのようなものを記載しました。
そこで、できることできないことをきちんと記載し、管理職にも訪問看護師としての基本的なスキルは身についているという旨を伝えていたため、私の場合はひとり立ちが早かったと思います。
もし、経験者でも不安な場合はその旨をきちんと伝えて、同行訪問を何回かしてもらってもいいでしょう。
私も今回復帰後、引き継いだ利用者さんの中には1回の同行だけでは不安な人もおり、その時にはきちんと不安な旨を伝えて、数回同行してもらいました。
訪問看護師として経験があっても、不安なことはきちんと伝えることで、対応してもらえます。訪問看護はひとりでの訪問になるからこそ、経験があるからと躊躇せず、不安なところはそのままにせずに管理職や他のスタッフに助けを求めることが大切です。
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