COLUMN
コラム子どもの体力がだいぶ付き、熱を出すことも少なくなってきたので、久しぶりに訪問看護へ復帰をしました。
今回は、復職初日の流れについてご紹介していきます。
事業所の規模や自身の経験などによっても、復職初日の流れは異なってきますが、参考にしてみてください。
午前中はオリエンテーションがメインで、内容としては以下のようなことを中心に、説明がありました。
雇用契約など入職にあたっての書類のサインは、事前に事業所に行き済んでいましたが、入職後に仕事をするにあたっての必要な書類へのサインもありました。
それぞれの企業や病院のシステムによって、書類関係のサインについては変わってくると思います。
まずはじめに、ユニフォーム、体温計、血圧計、ステート、サチュレーションモニターなど、訪問に必要な物品類を受け取りました。
その他、ペンライトやハサミ、爪切りやニッパーなどは、私が入職した事業所では、自分で揃える必要がありそうです。
このあたりも、事業所によって貸与してくれるものが変わってきます。
特に訪問看護未経験の場合は、何を揃えておいたらいいのか予想も立てづらいかと思うので、確認しておくといいでしょう。
また、ユニフォームについては基本的に事業所で貸してくれるところが多いですが、自分で自由に購入していいところもあります。
今回、私の入職した事業所は、上のスクラブのみ支給で下のズボンに関しては、自分で準備しておくかたちでした。
記録類については、各事業所で異なるので勤め先の形式をしっかりと確認しておきましょう。
今回は、私が入職した事業所で説明を受けたことを簡単にご説明していきます。
記録類はアプリ内に入力していくため、スマホへのインストール方法と入力の仕方について、説明していただきました。
スマホは貸与されるとのことでしたが、入職後貸与されるまでに時間がかかるので、それまでは自分のスマホで入力するようにといわれました。
訪問看護は、基本ご利用者さんの家を回っているため、携帯で連絡を取り合います。
そのための携帯電話については、常勤では基本的に社用携帯を貸与してくれますが、非常勤の場合は自分のスマホを利用する場合もあります。
また、常勤でも今回の私のように貸与されるまで、時間がかかることもあるので、その点は留意が必要です。
ここで、不安になるのが「自分のスマホで、利用者さんやケアマネなどへの連絡をしなければいけなくなるのか」ということです。
この点では、私が入職したところでは社用でも私用の携帯でも、携帯からは連絡をせずに事業所の電話から、連絡は統一するように言われました。
利用者さんへ訪問が遅れる連絡も事業所に連絡を入れ、事務の人から連絡してもらうようにと、徹底されています。
もし、私用携帯から連絡をしなければいけない状況が出てきそうな場合、気になる人はその旨を伝えて、私用携帯からは連絡しないかたちを検討してもらう必要があるでしょう。
計画書や報告書の作成方法も、事業所によって異なります。
事業所で使っているアプリによっては、計画書や報告書が記録と連動しているところもあり、その場合は訪問日や訪問時のバイタルの入力はしなくても反映してくれます。
ただ、今回私が入職した事業所では、計画書と報告書への連動はなく、エクセルのフォーマットに沿って、入力していく形式でした。
そのため記載していくフォーマットが、どのファイルに入っているのかなどを教えていただきました。
また、計画書と報告書は月に1回提出していきます。
計画書は毎月1日付け、報告書は毎月末日付けでの作成になるのですが、提出期日は各事業所で異なります。
したがって、提出期日についても確認が必要です。
私の場合、訪問看護経験者だったため、いろんな詳細も同時に理解できましたが、未経験の場合は混乱することも多いでしょう。
計画書や報告書は、実際に書いていかないと分からないことも多いので、焦らずにその時期になったら先輩や管理者に確認してもらいながら、記載していけば大丈夫です。
訪問先の管理方法も、事業所によって異なります。
訪問先の管理については、担当制とチーム制によっても異なる部分があり、チーム制の場合は自分で管理するというよりも、私が勤めていたところではチーム制の場合は、管理者が予定を組んでその予定で訪問していました。
今回入職した事業所は、担当制なので基本的には自分で管理をしていきます。
各予定は、アプリを使ってスタッフ全員がお互いのスケジュールを把握できるようになっていました。
自分で訪問先を入力するほか、社内会議や営業に回ってほしいときなどにも管理者が入力してくれることがあります。
他の人の予定なども、見れるので今までの事業所の中で一番スタッフ同士の予定も把握できて、訪問先の管理がしやすい方法だと感じました。
最後に、事業所内の物品についての説明がありました。
カルテの置いてある場所やグローブ、酒精綿、テープ類など、訪問時に必要な物品をどこから補充していくのか、教えてもらいました。
揃っている物品に関しても事業所で異なるため、訪問していて必要そうなものがあれば、管理者などに購入してもらえないか掛け合ってみてもいいでしょう。
初日の午後からは、フリーでした。
私の場合は特に同行訪問などもなかったので、午後からは翌日から同行訪問の予定が入っていた人の情報収集をしていました。
今回の場合は、まだ開設して間もないということもあり、同行訪問する利用者が少ないということもあります。
ただ、ある程度利用者さんがいる事業所では、午後から同行訪問に出かけるというところも多いです。
今回は、訪問看護ステーションへの復帰初日の流れについて、ご紹介していきました。
初日は、オリエンテーションと情報収集で1日が終わった感じです。
これは入職した事業所が、まだ開設して間もない事業所だったこともあります。
利用者さんが多く、管理者も他のスタッフと同じように訪問を回っている場合は、必要物品などを受け取ったのちに、管理者に同行訪問しつつ、訪問の合間にオリエンテーションも兼ねて、訪問看護や事業所についてのお話がある事業所も多いです。
訪問看護は、スタッフが訪問に出ているため、顔を合わせて話をする機会というのが、作りづらいところがあります。
初日はなかなか難しい人もいるかもしれませんが、初日から数日間は誰かしらと、顔を合わせて話しができることが多いです。
この間に不安や疑問などを話して、軽減できるとその後本格的に訪問が始まったときにも、スムーズに業務にあたることができるでしょう。
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