横浜・川崎・地域密着の介護看護の派遣紹介ならテオケアワーカー
theo careworkerの新着情報

COLUMN

コラム

訪問看護の訪問先での困りごと!自分では判断ができないことが発生した場合!

訪問看護の訪問先での困りごと!自分では判断ができないことが発生した場合!

訪問看護で訪問していると、どうしてもひとりで判断できないことも出てきます。

そんなとき、どうやって対応したらいいか、実体験も含めて解説していきます。

訪問中のトラブルなどで、不安な人はぜひ参考にしてみてください。

主治医の指示の確認

訪問看護は、主治医の指示で訪問しています。
したがって、訪問先で何かあったときには、まずは主治医の指示書を振り返ってみましょう。

主治医によっては、想定して指示を書いてくれていることもあります。
指示書を確認したけれども、指示が書いていない場合もあります。
緊急を要する場合はその場で主治医に連絡して指示を仰ぎます。

もし、緊急性がない場合には余裕があればその場で確認し、余裕がなければ応急処置だけして後ほど主治医にゆっくり確認することもありました。

また、入浴介助などのケアについては、ケアマネのケアプランに沿って行います。

そのままにしておくことで、利用者の安全が保たれない場合にはケアプランにないことでも、行うこともありますが、基本的にはケアプラン以外のことはできません。

そのため、毎回のようにケアプランにないケアを実施することがあれば、ケアマネに確認して訪問看護のケア内容に追加してもらうか、他のサービス導入の検討をしてもらうこともあります。

管理者に連絡

主治医やケアマネと連絡がとれないけれども早急に対応しなければいけないことも、時には出てきます。
この場合には、管理者に連絡して管理者に相談します。

判断に迷うときもそうですが、指示書やケアプランに記載がないことを本来は行うことができないので、のちにトラブルになった際に自分を守ることにもつながります。

したがって、指示書やケアプランにはないけれども、明らかにこれをした方が良いという場合にも、管理者に連絡をして確認を取ってから行うのがいいでしょう。

一度持ち帰って看護チームに相談

ケアの方法などで、緊急性のないものに関しては一度持ち帰って、看護チームに相談することもありました。
事業所によって訪問の形態は違いますが、担当制で毎回同じ看護師が訪問する事業所も多いです。
すると、ひとりではケア方法などについて、新たな案が出にくくなってしまうこともあります。

そんなときは、一度事業所に持ち帰って相談したり、時には同行してもらって実際に利用者さんの様子を見てアドバイスをもらうこともありました。

私が、勤めていた事業所ではリハビリスタッフもいたので、ケアが大変な利用者さんのケア方法を身体機能の面からケア方法のアドバイスをもらったり、ケアが楽になるためのリハビリを教えてもらったりもしていました。

【体験談①】浣腸指示が出てないのに頑固な便秘に遭遇!

私が勤めていた事業所では、グループホームに週1回状態観察のために訪問していました。

グループホームでは、排便コントロールが上手くいっていない利用者さんもおり、気が付いたときには便が硬くなって肛門でつまってしまった人がいたんです。

1週間近く排便がなかったため、便は硬く指を入れる隙間もないため、浣腸が必要でした。

他の入居者の浣腸があるため、できないことはありませんでした。

しかし浣腸指示が出ているわけではなく、大腸がんの既往もある人だったので、他の看護師に確認して、やっぱりそれなら必要ということで、急遽主治医に連絡して確認を取ったのちに、浣腸をしてなんとか排便できました。

その後、その入居者には下剤の調整をしてもらうとともに、浣腸の処方もしてもらい、少しずつ排便コントロールができるようになってきました。

便秘の場合、そのまま持ち帰って後日というわけにはいきません。

こういった場合、もしわからなければ管理者や他のスタッフにその場で相談して、必要であれば主治医に連絡するといった方法で対応してきました。

【体験談②】認知症の人の多重内服!

週に2回訪問していた、認知症高齢者の男性利用者さんのケースです。

ご夫婦で過ごされていましたが、奥様も精神疾患を持っており、ご主人の内服管理をお願いするのは負担になるため、出来ませんでした。

週2回訪問して、次の訪問日までの内服薬をセットしていたのですが、奥様からの情報で寝れないからと眠剤を多重内服しているとのお話があったんです。

多重内服により訪問時に、寝ていることもあったのですが、それ以上の体調不良は見られずに過ごされてきていました。しかし、いつ何があるかわかりません。

そこで、その利用者さんについて看護チームで相談し、眠剤とともにジッパー付きの袋にラムネを入れ、眠剤を飲んだ後眠れないときには、そのジッパーに入っているものを飲むように奥様とご本人に伝えて過ごしてみたところ、多重内服が軽減したというケースです。

もちろん、その旨はケアマネや主治医にもお話して、了承を得て行っていました。

このように、ひとりではなかなか解決できない問題も看護師同士で話し合うことで、解決策が出てくることもあります。

訪問先で悩んだときには、まずは看護チームに相談してみるのがいいでしょう。

まとめ

訪問時には、ひとりでは判断できないことがたくさん出てきます。

私も訪問看護師になりたてのときには、行く利用者さんごとに管理者に連絡して相談していた記憶があります。

病院での経験があっても、在宅での看護となるとやり方が違うことがあったり、ご家族にアドバイスをしたりするところで、判断できないことも多々出てきます。

主治医やケアマネには、なかなか相談しづらいこともあるでしょう。

ただ、悩んだときには管理者や看護スタッフに相談することで解決策がみえたり、ときには主治医などに連絡するようにアドバイスをもらえることもあります。

判断できないことを恥ずかしがらずに、困ったときには相談していきましょう。

関連記事一覧

ご登録・お問い合わせはこちら

050-5482-3255

受付時間 9:00〜18:00