COLUMN
コラム訪問看護で外せないのが、オンコールです。
特に常勤で働きたい場合、オンコールの対応が必須の事業所が多く、対応ができるか心配な人も多いでしょう。
今回は、オンコールの持ちはじめに感じる不安を解消できる内容となっています。
ぜひ参考にしてみてください。
オンコールとは、利用者さんやそのご家族から、気になることや状態変化があったときに、まずは電話対応して、必要であれば出動してご自宅に訪問します。
特に夜間や土日祝日などの事業所がお休みのときに、対応していくことが多いです。
中には、営業中の場合にもオンコール担当者が緊急連絡を受けたものを対応していく場合もあります。
オンコールを持ち始める時期としては、事業所や経験などによって異なりますが、通常の訪問が問題なくできるようになってからの場合が多いです。
気になるのが、オンコールを持つ初日ですよね。
オンコールを持ったものの、対応できるか心配な人もいるでしょう。
オンコールは、二人体制でやっている事業所が多いです。
初日はセカンドコールで、オンコールでも予備の担当からはじめるところが多いでしょう。
私がオンコールを持って働いていた事業所でも、はじめのうちはオンコールの電話を持つことに慣れるために、セカンドコールから持っていました。
事業所によっては、判断が出来ない場合はセカンドに連絡することを前提として、はじめからファーストコールを持つところもあるかもしれません。
どちらにしてもオンコールを持って、はじめからひとりで判断するような環境にはしないので、そこら辺は安心して大丈夫です。
ファーストコールに緊急の連絡があり、判断に迷うこともあるでしょう。
緊急連絡が来たときに判断に迷ったときのために、セカンドコールの人に相談したり管理者に連絡したりすることができるような体制を作っている事業所が多いです。
特に、コールを持ち始めた直後は、管理者も気にしてくれています。
普段、社用携帯を事業所に置いている管理者でも、場合によっては夜間の相談に応じられるように対応してくれる人もいます。
ただ判断に迷ったときには、まずセカンドコールの人に頼って相談していってもいいでしょう。
ファーストコールだからといって、全てをひとりで判断しなくても大丈夫です。
迷ったときには、どんどん周りに相談していきましょう。そうして経験を重ねていくうちに、ある程度の判断をひとりでできるようになっていきます。
ただしセカンドコールの本来の目的は、ファーストコールでの対応ができなかった時の2番目の連絡先なので、看護師同士で話しをしていて、緊急電話を取れなかったということにならないよう注意が必要です。
電話対応している時には、必然的にセカンドコールに利用者さんがかけてくれることになりますが、緊急で移動している間に電話がかかってきてしまったりすることもあります。
そんなときは、セカンドの人にどんどん任せましょう。
同時に緊急の対応があった場合を想定して、二人体制でオンコールを持っています。
夜間などでは、起こすのが申し訳ないなと思うこともあるでしょうが、それは利用者さんやご家族なども一緒の思いで連絡をしてくれています。
一刻も早く安心させてあげるためにも、同時に緊急連絡が来たときには、セカンドコールの人に頼っていきましょう。
オンコールの待機時は、基本的に行動の制限はありません。
ただし、緊急連絡が来たときに電話にすぐに出れる環境にいなくてはいけませんし、出動が必要なときにはすぐにご利用者さんのお宅に行けるようにしておかなくてはいけません。
したがって、残念ながらオンコールの日の遠出は、難しくなると思っておいた方がいいでしょう。
私の場合、オンコール担当の日はほとんど家で過ごしていました。
出かけても家の周辺での買い物程度で、あまりにもうるさかったり、にぎやかなところも避けるようにしていました。
出かけても周りがざわざわしている中では、じっくりとお話を聞いてアドバイスをするなどの対応が難しいと感じたからです。
また、前述で遠出が難しいとお話ししました。
「じゃあ、訪問看護師になったら遠出の旅行は無理なの?」と思う人もいるかもしれませんが、訪問看護師になっても旅行などには行けます。
休み希望と同じように希望すれば予定のある日は、オンコールの担当から外してもらうことが可能です。
今回は、訪問看護でのオンコールを持ったときの初日から慣れるまでの流れについて簡単に説明してきました。
オンコールの初日はセカンドコールから持つことが多いです。
そこからどれくらいで、ファーストコールを持ち始めるかは事業所ごとに異なってきます。
オンコールを持つことに対して、どうしても不安が消えないという場合は、管理者にその旨を伝えていきましょう。
不安を解消する方法を一緒に考えてくれます。
はじめは緊張することも多いオンコールですが、管理者や先輩にアドバイスをもらいながら、経験を重ねることで対応にも慣れていきます。
はじめのうちは大変ですが、ぜひオンコールの経験を積み重ねていってみてくださいね。
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