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コロナ禍における介護派遣の現状は!?問題やニーズの変化について解説(2022年5月)

コロナ禍における介護派遣現場

新型コロナウイルスの影響により、医療・介護現場のスタッフは、人手や医療器具の不足、

濃厚接触による感染リスクなど様々な問題に立ち向かいながら奮闘の日々を送っています。

ニュースでも毎日のように取り上げられ、話題になっていますよね。

転職を考えている方であれば「介護派遣で働きたいけど現場の状況が分からない…。」と不安で一歩踏み出すのを留まっているのではないでしょうか?

そこで今回は、コロナ禍における介護派遣現場のリアルな現状と介護業界におけるニーズの変化についてお伝えしたいと思います。

これから介護業界で活躍したいと思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

コロナ禍における介護派遣現場での現状

介護派遣現場での現状を知りたくとも、現場で働く家族や知人がいなければなかなか情報を得られないため、「コロナ禍でどんな影響があるのかな…?」と疑問に思いますよね。

ここからは、コロナ禍における介護現場の現状を「介護派遣」の視点でお伝えしていきます。

深刻な人手不足によりシフトへの影響が出る

コロナ禍において、介護現場の深刻な人手不足により、希望シフト通りの働き方ができないことも増えているようです。

元々介護現場は、慢性的な人手不足の問題を抱えていると言われていますよね…。

新型コロナウイルスの影響を受けて、感染によるスタッフの欠員や、小・中学校の休校が理由でパートさんの早上がりが増えたことなどにより、人員の不足がさらに深刻化しているのです。

そのため、介護派遣スタッフもシフト変更に止むを得ず応じないといけないケースも多く、派遣の最大のメリットでもある「自由な働き方」の実現が難しくなっている状況。

自由度の高い働き方を求めて介護派遣を選択した方にとっては、目的に合わせた働き方ができずストレスを抱えてしまう要因となっているかもしれません。

他業種から入ったスタッフが増えて忙しい

介護業界は人手不足がさらに深刻化しているので、働き手からすれば採用してもらいやすいため、コロナ禍で職を失い他業種から転職してくる方も増えています。

結果、未経験スタッフへの指導が普段よりも多く必要になり、既存スタッフの業務負担が増しているといった状況も見受けられるそう。

厚生労働省は2020年7月2日に「新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めにあった人は7月1日時点で3万1710人に達した」と発表していますが、それにより未経験から介護職へ飛び込む求職者も増えているんですね。

コロナ禍における混乱の中で、さらに業務量が増えるとなれば、身体・精神的にも負担が大きく疲弊してしまう方が少なくないでしょう。

常に感染リスクの不安を抱えながら働いている

介護現場のスタッフ達は、感染リスクの不安を常に抱えながら働いています。

なぜなら、介護業務のほとんどが利用者と密接する身体介護であるため、必然的に濃厚接触

になり、万が一の感染リスクが非常に高いからですね…。

また、コロナウイルスにおいて重症化リスクが高い高齢者と関わる仕事であるため、介護スタッフが感染源とならないよう、日頃からより細心の注意を払う必要があります。

いつ自分が感染するか分からない状況に、緊張を強いられる日々を過ごしている方も多いでしょう。

医療業界と同じく、介護業界も「人手不足・業務の増加・感染リスク」に困惑している現状だと言えます。

コロナ禍でも介護業界のニーズは増え続けている

コロナ禍において職を失う方が多い一方、介護業界のニーズは増え続けています。

一部のデイサービスなどの通所介護事業所では、利用自粛によって経営が成り立たず倒産に追い込まれた例もありますが、介護サービスに対するニーズは増え続けており、介護職の「雇用不安」はありません。

その理由について、これから解説していきます。

慢性的な人手不足が深刻化

先ほどもお話しした通り、介護業界では慢性的な人手不足がより深刻化し、常に働き手を求めている状態です。

公益財団法人介護労働安定センターによる介護労働実態調査の結果でも、労働者の仕事の負担・悩みは「賃金」を差し置いて、「人手不足」が上位となる結果でした。

出典:令和元年度「介護労働実態調査」の結果 

上記は、コロナ禍以前の調査結果ですが、介護現場で元々あった人手不足の問題が、コロナ禍においてより顕在化されている状況です。

なお、人手不足により介護派遣の求人数が増加しているため、介護派遣で様々な介護施設を経験したいという方にとっては、ニーズの高まっている今がチャンスとも言えるでしょう。

コロナ禍で介護派遣の求人数が増えている

コロナ禍では、介護派遣の求人数が増加しています。

令和2年6月に公表された有効求人倍率をみると、全体では0.97と低い数字であるのに対し、介護サービスは4.04であり、他業種と比較しても圧倒的に高い数字です。

有効求人倍率の数字が大きいほど就職しやすく、小さいほど就職しにくいことを示しますが、4.04という数字からは、多くの介護事業所が積極的に求人募集を行っている状況が読み取れるでしょう。

なお、事業所における介護労働実態調査の結果によると、介護派遣労働者を受け入れている職種は「介護職員」が6割以上を占めており、介護職の就職のしやすさが伺えます。

介護資格を持っていれば、より給料面や待遇の希望を叶えやすいタイミングかもしれませんね。

  • コラムカテゴリー : 介護

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