COLUMN
コラム訪問看護の暑い日の移動で注意しなければいけないのが、熱中症です。
私も、移動中に熱中症一歩手前になることが、何度もありました。
特に訪問看護の場合、病棟とは違い利用者さんのお宅までの移動があります。
訪問と訪問の合間の時間があまりないこともあり、ついつい水分を摂るのも忘れがちになってしまうこともあるかもしれません。
しかし、自分が熱中症になってしまったら、待ってくれている利用者さんのところに訪問時間にいけなくなってしまうことにもなりかねません。
したがって、利用者さんのためにも以下の内容を参考に、自分の体調管理もしっかりとしていきましょう。
炎天下の中、何も対策をしないで移動すると、思っている以上に体力を消耗してしまいます。帽子や日傘などを含めた日焼け対策をしての移動は、体力の消耗も防ぐことができるので、ぜひ対策をしておきましょう。
また、アームカバーなどもおすすめです。アームカバーは、腕の出ている部分だけ隠せて、夏用の紫外線カットの上着を羽織るよりも涼しいので、暑さ対策にもなります。
車移動でも、利用者さんのお宅の訪問中に車の中が暑くなり、ようやくエアコンが効いてきて、涼しくなったと思ったら次のお宅に到着といったことも多くあります。
そのため、徒歩や自転車移動だけでなく、車移動でも暑さ対策は大切になってきます。
最近よく目にする、ネックリングやネッククーラーなどがおすすめです。
それを購入する予算がないという場合、ひんやりタオルなどにアイスノンや保冷剤をまいて首に巻きつけるといった方法もおすすめです。
この場合、保冷材などを冷やす時間や場所が必要となってきます。
暑さ対策も、ご自身の訪問スタイルに合わせて取り入れていくようにしましょう。
訪問をしていると、ついつい水分補給を忘れがちになってしまうことも多くあります。
特に自転車移動やバイク移動の場合、直射日光の中移動をすることもあり、移動時もこまめな水分補給を心がけで行くことが大切です。
実際に、スタッフの中で移動中に熱中症にかかってしまった人もいますし、私自身もバイクでの移動途中で、クラクラすることもありました。
移動前に、必ず水分補給をしてから移動するように心がけていましたが、熱中症一歩手前になってしまったのです。
この経験後、訪問時の移動途中でも、こまめに水分補給をしていくことを心がけています。
また、利用者さんにお伝えすることもあるので、知っている人も多いかと思いますが、緑茶やコーヒーはカフェインが入っており、排泄されてしまうため水分補給にはなりません。
水分を取る際には、カフェインの入っていない麦茶やアクエリアス、ポカリスエットなどのスポーツ飲料がおすすめです。
訪問の合間にアイスなど冷たいものを食べて、深部体温を冷やしていくのもおすすめです。
また、自転車移動などの場合アイスなどを食べなくても、コンビニなどに立ち寄って、体を冷やして移動していくことも大切になります。
最近では、コンビニなどに凍らせた飲み物も売っているので、冷蔵の飲み物ではなく、凍った飲み物を購入し飲むことで、水分補給とともに深部体温を冷やすこともできますし、首や脇の下などに当てて体を冷やすこともできるのでおすすめです。
コンビニに立ち寄る場合、やはり何か買わないとお店に申し訳ないため、懸念してしまう人もいるかもしれませんが、自分の体調を崩さないためにはとても大切なことです。
ぜひ、そこへのお金を惜しまず、自分への投資だと思ってやっていきましょう。
こまめな水分補給と体を冷やすことを心がけていても、熱中症になってしまうこともあります。
しかし、熱中症の前触れが分かっていれば、大事に至らずに済むことも多いでしょう。
そのためにも、いま一度熱中症の前兆について、以下の図で確認しておいてくださいね。
今回は、訪問看護の移動時の熱中症対策についてご紹介してきました。
私の同僚でも、移動中に熱中症になって早退した人を知っています。
暑い日はエアコンの効いた室内でも、水分を摂らなくて熱中症になってしまう人もいるくらいです。
訪問と訪問の間の時間があまりないこともあり、なかなか休憩が取れないと思う人もいるかもしれませんが、それが熱中症の原因となってしまいます。
こまめな水分補給や意識的に体を冷やす行動は、待ってくれている利用者さんのためでもあります。
時間がなくて出来ないではなく、意識的に熱中症対策の時間を作って、自分の体調も整えながら訪問をしていきましょう。
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