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【介護職の服装】おしゃれについて介護職経験者が解説

【介護職の服装】おしゃれについて介護職経験者が解説

「介護の仕事っておしゃれとは無縁そう…」というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか?

正直なところ、アパレルなど他の業種に比べるとおしゃれを楽しめる職場とは言い難いかもしれません。

しかし、お年寄りが好きな方や、社会に貢献したいと考え、介護職に興味をもっている人も多いはず。

今回は、介護職ってどのくらいのおしゃれなら許されるの👗?という疑問にお答えしていきます。

これまでに4年間、介護の仕事に携わってきた筆者が、介護の職場での服装やおしゃれについて具体的にお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

また、訪問看護の服装についてはこちらの記事も参考にしてください。

介護職の服装は?選び方のポイント

介護職は、高齢者の方に安心感を与え、安全性に配慮した服装で働かなければなりません。

とはいえ、介護施設で仕事をする場合の服装は、基本的に制服が支給されるか、大まかに指定されることがほとんどです。

ユニフォームの場合、伸縮性のある動きやすい素材の半袖と長ズボンが一般的。汚れが落ちやすい、洗濯しても乾きやすいといった特徴があります。

ちなみに、筆者が働いていた病院のユニフォームは、看護師や理学療法士の制服と色違いで半袖・長ズボン。そして入浴介助(介助浴)のときは、私物の半袖T・半ズボン。※デザイン指定なし。

寒い時期は、ユニフォームの下に黒の長袖Tシャツ・または羽織にグレーのカーディガンが許可されていました。

なお、服装が指定される場合は、主にトップスは半袖のポロシャツ、ボトムスはチノパン、靴はスニーカーといった感じの服装で、食事介助や入浴介助の時にはエプロンをつけます。

色は、白・ベージュ・グレー・黒といったカジュアルな指定が多く、エプロンは淡い色合いのデザインが一般的でしょう。

ユニフォームだけ・エプロンだけ支給するなど施設によって様々なので、制服を支給してほしい方、自分に合ったサイズを選んで着たい方は、職場選びの際にチェックしてみてくださいね。

服装は季節によって変わる?

介護施設で働く場合、服装は1年を通して半袖、長ズボンがほとんど。

施設の中は冬でも利用者が過ごしやすいように一定の温度に保たれているので、身体を動かして働く介護職は、ほとんどの人が半袖姿か、半袖の上にジャージ・カーディガンなどを着て働いています。

秋冬の上着に関しては会社から支給されるか、ある程度指定されると思うので、指示に従って適切な服装を選んでください。

介護職でNGな服装

制服の支給がある施設がほとんどですが、中には私服可の施設もあります。

私服可でも介護の仕事をするうえでは、紐、帽子、ボタンがついた服は介護者に危険を及ぼす恐れがあるので禁止🙅‍♀️されているケースが多いでしょう。

ポロシャツのような2~3個のボタンなら問題ありませんが、上から下までボタンがついているシャツなどは、介護中にほつれてしまったり、誤飲の恐れがあったりするので危険です。

フード付きパーカーは、紐が利用者に当たり、不衛生なので避けましょう。

介護職のおしゃれはどこまで許される?

続いては、介護職のネイル💅やアクセサリー💎・髪型💇‍♀️について見ていきましょう。

ネイルや指輪・ネックレス・ピアスなどのアクセサリーは原則NG

残念ながら、介護職のネイルは原則NGです。

理由は、仕事中に万が一ネイルが剥がれたり、パーツが外れたり当たったりすれば不衛生かつ危険だからですね。見た目にも派手な印象を与えるため、良くないとされています。

色とデザインが派手でなければ、許可されている施設もありますが、基本的にネイルはできないと覚えておきましょう。

また、高齢者を誤ってひっかかないように、爪は常に短く切っておかなければなりません。

高齢になると、ちょっとした傷でも血が止まらなかったり、治るまでにかなりの時間がかかったりするので、爪の長さには注意が必要でしょう。

次にアクセサリーについてですが、こちらも原則NG。

介護の妨げになるようなデザインの指輪や、長いネックレス、誤飲の恐れがあるピアスは禁止されています。

結婚指輪や短いネックレスはOKの所もありますが、介護の仕事は水仕事が多いので、大事なアクセサリーは外しておくのが無難でしょう。

髪型とヘアカラー(髪の色)も決まっているの?

介護職の髪型は、利用者に当たったり絡まったり、食事に入ったりすることがないように、きちっとまとめるのが基本です。

筆者の勤めていた病院では、「髪の毛が肩より長い場合はひとまとめにすること」といった規定があり、ポニーテール等はNGでした。

ショートカットじゃない人は、後ろで1つに縛るか、お団子にしてまとめておきましょう。

前髪が顔にかかる人や後ろで結べない長さの人は、しっかりピンで止め、髪の毛が業務の邪魔にならないよう配慮が必要です☝

なお、ヘアカラー(髪の色)は施設によって様々ですが、最近の傾向としてはそこまで厳しくありません。

金髪に近いような色をしていても、しっかりまとめていれば大丈夫な施設も多いようです。

明るいヘアカラーを楽しみたいという方は、見学の際に他のスタッフの髪色をチェックしておくといいでしょう。

つけまつげやマツエクは?

おしゃれが難しい介護職ですが、メイクは普通に楽しんでいる方も多いです。

メイクはおしゃれというより、「社会人としての身だしなみ」ですから、そこまで厳しく規定が設けられているところはほとんどありません。

ただし、つけまつげやマツエクに関しては、禁止されている施設も多いうえ、落ちてしまうと利用者の危険につながるので、避けたほうが無難でしょう。

メイクは施設の指示・または他のスタッフに合わせ、派手になりすぎないように心がけてください。

というわけで、今回は介護職のおしゃれをテーマに服装やネイル・アクセサリー、メイクについて紹介しました。

結論、介護の仕事は「おしゃれがかなり難しい」と言えます。

服装はユニフォームの支給がほとんどで、動きやすさと安全性を最優先。

ネイルやアクセサリー・髪型の制限も施設によって様々なので、自分の中で譲れない部分がある場合は遠慮なく会社に尋ねてみましょう。

清潔感や安全性はもちろん大切ですが、外見を個性としてプラスに見てくれる職場を積極的に探し、ぜひ介護の仕事を楽しんでくださいね。

介護の入浴介助のときの服装について

介護の入浴介助時の服装は、介護者と利用者双方の安全や快適性を考慮したものが望ましいです。

  1. 滑り止めの靴
    介護者は転倒や滑りを防ぐために、滑りにくいソールの靴やサンダルを履くことが重要です。
  2. 速乾性のある服
    入浴介助中は水しぶきがかかることがあるため、速乾性のある素材の服装が望ましいです。また、蒸れにくい通気性の良いものを選びましょう。
  3. 介助者の袖
    袖が長いと水に濡れてしまい、手元が滑りやすくなるため、半袖や七分袖がおすすめです。
  4. 利用者の服装
    利用者には、脱ぎ着が容易で動きやすい服装を選んでください。また、プライバシーに配慮し、適切な体を覆うものを用意しましょう。
  5. 髪のまとめ方
    髪が顔にかかると視界が悪くなるため、介護者は髪をしっかりと結んでおくことが望ましいです。
  6. アクセサリー類の外し
    介護者は、アクセサリー類を外しておくことで、利用者や自分自身の怪我を防ぐことができます。

これらのポイントを押さえた服装で入浴介助に臨むことで、安全かつ快適な介護を実現することができます。

介護職の服装において、ズボンは重要な要素

介護職の服装において、ズボンは重要な要素です。

  1. 素材
    介護職は体力を要する仕事であり、発汗することが多いため、通気性と速乾性のある素材が望ましいです。また、汚れが付きやすい職種なので、洗濯が容易な素材を選びましょう。
  2. カラー
    淡色よりも濃色のズボンが好まれます。施設によっては制服が指定されることがあるため、就業先の規定に従いましょう。
  3. サイズ
    介護職は身体を動かすことが多いため、動きやすさを重視したサイズ選びが大切です。ウエストがゴム仕様のものや、伸縮性のある素材を選ぶと良いでしょう。
  4. ポケット
    介護業務中にペンやメモ、携帯電話など小物を持ち歩くことがあるため、ポケットがあるズボンが便利です。
  5. 裾の長さ
    裾が長すぎると転倒のリスクが高まるため、適切な長さのズボンを選びましょう。足首が見えるくらいの丈が良いとされています。
  6. 機能性
    滑り止めや汚れ防止の機能がついたズボンも市販されており、介護業務に適しています。また、膝部分にクッションが入ったものも、膝をつく作業が多い介護職には有益です。

これらのポイントを押さえたズボンを選ぶことで、介護職の業務を快適に遂行することができます。適切なズボンを選び、利用者へのサポートに専念しましょう。

最終更新日 2023年4月12日

  • コラムカテゴリー : 介護

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