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【介護の仕事】選んだ理由・辞める理由

【介護の仕事】選んだ理由・辞める理由

高齢化が進む日本では、年々介護職員の需要は増えています。しかし慢性的な人手不足が深刻な状態です。

ですから、どこの施設も人材の確保に必死なので、介護職員は引く手あまたなのです。

これからの介護のニーズを考えると、介護職は就職しやすく、また仕事がなくなる心配はないでしょう。大変なイメージもありますが、国の施策で徐々に処遇改善されているので、この先も期待できると思います。

では、実際介護職に従事している人たちは、どんな理由で介護職を選んだのでしょうか?

また、辞める人はどんな理由で退職するのでしょうか?

介護労働安定センターが実施している『介護労働実態調査』を元に説明していきます。

これから介護職に就こうと考えている人の参考になれば幸いです。

介護の仕事を選ぶ人の理由

現役介護従事者に聞いた「なぜ介護の仕事を選んだのか」というアンケート調査の結果を見てみましょう。

アンケートの対象は、介護職員、訪問介護員、サービス提供責任者、ケアマネジャーなど。

                      ※令和2年度介護労働実態調査より

1位は半数以上の人が「やりがいのある仕事だと思ったから」と答えています。

介護職は、利用者に尽くして、いろいろな人の役に立ち、感謝され笑顔で「ありがとう」と言われる仕事です。

大変なこともありますが、利用者の笑顔やご家族から感謝の言葉をいただくと本当に「この仕事をやっててよかったな~」と感じるでしょう。

まさに「やりがいのある仕事」です。

2位は37.9%の人が答えた「資格・技術が活かせるから」です。

持っている資格を活かすだけじゃなく、スキルアップしてさらなるステージにステップアップできるのも介護職のいいところです。

3位は31.4%の「人や社会の役に立ちたいから」

これも介護職ならではの理由です。今、最も社会の役に立てる職業と言っても過言ではありません。

ここまで人と密に接し、人に感謝される仕事はそう多くはないと思います。

4位は31%の人が「今後もニーズが高まる仕事だから」と答えています。

介護業界の先を見越した理由です。

世界でも類を見ない速さで高齢化が進む日本では、介護のニーズは高まり続け、今超売り手市場なのです。

5位の「お年寄りが好きだから」が23.6%です。

これは介護に従事する者は共通していることでしょう。

しかし、介護職を選んだ一番の理由が「お年寄りが好きだから」という人は本当に介護職に向いている人だと思います。人生の大先輩であるお年寄りと関わっていると勉強になることばかりです。

お年寄りのたくさんの魅力を感じられるのは介護職だけではないでしょうか。

介護職を選んだ理由はほとんどの人が5位までに当てはまるのではないでしょうか。

「介護の経験があるから」という人や「介護の知識・技術を身につけたい」という方もやはり「やりがいのある仕事したい」「お年寄りが好き」などは重複しているのだと思います。

「他にいい仕事がなかったから」という回答もあるようですが、実際に働いてみたら天職だったなんて人もいます。

また一方で、介護職は離職率が高いと言われます。

それはなぜでしょうか?

次は、「介護職を辞めた理由」について見てみましょう。

介護の仕事を辞めた理由

離職率が高いといわれる介護業界ですが、厚労省の雇用動向調査によると、産業別の離職率は、飲食業26.9%、生活サービス業・娯楽業23.9%で、介護業は15.4%です。統計からは介護職が特別離職率が高いわけではないことがわかります。

では、なぜ介護業界は離職率が高いイメージなのでしょうか。

それは、転職が多いからかもしれません。

介護職員の特徴として、たいがい前職も介護職の人が多く、退職してもまた介護職に就くことが多いです。

ということは、退職の理由が「介護の仕事が嫌い」ではないということでしょう。

理由は別のところにあるようです。

では、アンケート調査の結果を見てみましょう。

毎回1位は46.6%の「職場の人間関係」ですね。

これは介護業界に限ったことではないと思いますが、介護職は職場の人間関係が難しいと言われます。

おそらく、働いている職員の年齢層も幅が広いので、世代間の考えなどお互いに理解できない部分があるのかもしれません。

また、介護業界は女性が多いので問題が起きやすいということもあるようです。

しかし介護職はチームワークが重要です。苦手な人ともコミュニケーションを取らなくてはなりません。

そうしたストレスから体調を崩して退職する人もいます。

2位は「給与など待遇面の不満」が41%と高い割合です。

介護職は給料が安いといわれるのは業務内容と対価が見合ってないということでしょう。処遇改善が進み介護従事者が納得のいく待遇になったらこの割合は減るでしょうし、業界の人手不足も改善されると思います。

3位は「技術など力不足を感じた」が29.2%です。

無資格・未経験でも働ける介護職ですが、やはり現場ではある程度の介護技術が必要になります。こういった理由での離職を減らすためには、研修を充実させ、教育体制を整えることが重要になります。

退職を考えたときの対応策も考えてみます!

1. 上司との話し合い

退職を考えたときは、まず直属の上司に相談することが大切です。感情的にならず、なぜ辞めたいのか具体的な理由を伝え、解決策を一緒に模索することで、改善が期待できることもあります。職場の問題や不満を一人で抱え込まず、上司に率直に話すことで、状況が変わるかもしれません。

2. 円満退職のための準備

もし退職の意思が固まった場合は、円満に退職するための準備が必要です。退職を伝えるタイミングや伝え方を工夫し、なるべく早めに上司に報告しましょう。引き継ぎが円滑に進むように配慮することで、後任者にも負担をかけずに辞めることができます。

転職を考える際のポイント

転職を考える際は、次の職場選びに慎重になりましょう。職場の雰囲気や人間関係、福利厚生など、自分に合った職場環境を選ぶことが大切です。また、面接の際には、退職理由を前向きに伝えることが大切です。過去の不満を強調するのではなく、新しい職場で何を学びたいか、どのように成長したいかをしっかりと伝えましょう。

まとめ

介護職には多くのやりがいがある一方で、時には辞めたいと感じることもあります。仕事の負担や職場環境に不満がある場合、早めに対策を講じることで、離職を避けられることもあります。もし転職を考える際も、前向きに自分に合った職場を探し、キャリアアップを目指していきましょう。

  • コラムカテゴリー : 介護

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